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さとう ゆうすけ
- 5月 18, 2024
- 12:03 am
というトリマーさんのお悩みについてです
トリミング中に噛む犬への向き合い方って
結構人によって違いますよね
まず、そもそもトリミングをやるかやらないかで分かれて
やる場合は大抵の場合が口輪やカラーを使うパターンが多い
で口輪やカラーを使わない人の中でも分かれて
保定やその他の工夫で噛まれないように(口輪やカラーの代用)
するパターンがあったり
そもそも怒らせないとか嫌なことを嫌と思わせない技術を持つ人であったり
などなど様々で
組み合わせたりもしますかね
でも、一番多いのは口輪やカラーを使って
トリミングをするってやつかな?
簡単でそこまで技術もいらないのとトリマーは安全なので
ワニだって口縛っちゃえば誰でも触れるみたいな笑
とりあえず今回はそれぞれの方法の
メリットデメリットなどは省略します
この投稿者さんの場合
犬と向き合おうとしているので
少なくとも口輪などは使わずに
おそらく上記の最後にある嫌なことを嫌と思わせない
怒らせないっていうトリミングを通じて
犬と向き合いたいんだと思います
だけど怖いという感じですかね
正直、これが一番難易度が高いです
この方が言うように、犬の気持ちを読み取る
のはもちろんのこと
こちらが伝えることもしっかり伝える必要があり
それは言葉とかではなく
それ以外の全てで伝え合うわけです
しかも怪我のリスクもある
あと、凄さが一番わかりにくい!
暴れたり、噛んだりしないようにトリミングするので
見てても普通にトリミングしているように見える
でも、他の人がやると噛んだり暴れたりする
人によっては魔法なんて言ったりするレベル笑
で、今回の投稿内容の中で重要な部分だと思うのは
「怖い」というところですかね
これが原因でそもそもコミュニケーションが
取れない、取りにいけない
なのでこの怖いを取り除けたら、もしくは
薄めることが出来たら
次に進めるかも
ここで、ちょっと余談ですが
僕は最近、夜な夜な
バイオハザードre2っていうゲームやってて
ゾンビやらバケモンが襲ってくるやつなんですけど
昔のやつのリメイクなんですけどリアリティがすごくて
旧作とは比にならないくらい怖い
いろいろやってるけど特にこのre2はめっちゃ怖い!!
何が怖いってリアリティはさることながら
常に薄暗い中、ライトで照らしながら進んでくんです
視界がすこぶる悪い
そう、どこにゾンビがいていつ襲ってくるか
わからない恐怖が常にあって
ゾンビが登場するたびに心臓がドクん。笑
なので最強の武器であるロケットランチャー
が欲しくなってすぐさま課金
上手くないうえにビビリなんで
なんでこんなのやってるのか
自分でもよくわからないんですが
なんか好きなのでやってます
けど、やっぱり難しいので
というか先に進めずに、ウロウロするのが怖いので
YouTubeの攻略動画とか時折見るんです
そうすると
どこにゾンビがいて、どんな動きをしてくるか
さらにはどう対処すれば良いかなど
細かく実況しながらプレイ映像をもとに
教えてくれるんです
そこにロケットランチャーなのでまぁ余裕ですね笑
でそうすると先に進めるのはもちろんなんですが
恐怖心がなくなるんです
それで面白いのか?
というのは置いておいて
なんで怖くなくなるのかというと
もう「わかってる」からです
お化け屋敷も2度目は怖くないみたいな
これだと思います笑
わらないから怖い
わかれば怖くない
だから怖いからできないという気持ち
めちゃめちゃわかる
僕はバイオハザードですが
犬をゾンビに置き換えるのはクレームきそうですが
結構共通点はある
恐怖の根源みたいなのは同じところにあって
一番は「わからない」から怖いということ
で、ゲームで言うロケットランチャーが
トリミングでいう口輪
絶対にやられないという武器
ハンドガンやナイフなどの弱小武器で進むには
それなりの技術が必要なのと
ゾンビの動きなども把握している必要がある
じゃないとゲームオーバー
と無理矢理バイオハザードに例えてみる
でトリミングの場合の「わからない」は
まず、犬の考えていることや性格、次の動きなどなど
目の前にいる犬のことがわからないということ
では、なぜわからないのか
それは気持ちを読み取れない、怖い、技術がない、経験がない
の前に
その犬に「噛み犬」というラベリングをしてしまっているからではないでしょうか
この犬は噛む犬とラベルを貼ってしまうことで
そもそもの認識がずれてしまうのです
どういうことかというと
噛むというのは行為であって、犬にとっての
意思表示の一つに過ぎません
なので
「犬が噛んでいる」だけであって
「噛む犬」ではない
ということ
尻尾をよく振っている犬を「尾振り犬」とは
言わないですよね?
いろんなことを感じて、考えている犬が
噛むことで何かを表現して伝えているわけです
しかし、このラベリングをしてしまうと
そんなことは関係なく
目の前の犬はまず「噛み犬」
になってしまう
何よりも先に
噛むということを考えてしまい
その奥にあるの犬の本質がわからなくなってしまう
本質がわからないということは
理解ができないということ
それが恐怖を増幅させているのではないかなぁ
で、今度は逆に犬目線で考えてみると
犬によって理由は様々なので
ここで確定したことは言えないですが
犬からすると同じようにトリマーがゾンビだと思われているわけです
正確には、トリマーにではなくて
トリミングに対しての場合がほとんどです
恐怖を感じている
で犬にとってのロケットランチャーが「噛む」ということ
自分を守る最大の武器ですね
そして、何をしてくるかわからないというよりかは
「またゾンビに噛みつかれるやつだ」という
経験からくる自己防衛が多い
これはトリマーが
これからどんなトリミングをしようとしているかは関係なく
トリミングは痛いもの、嫌なもの
というラベルを貼っているわけです
お互いが同じような感じですね
このお互いに張り合ったラベルを
[トリマー]が剥がす事で
互いの理解が始まる
犬からの理解というのはトリマーに対してではなく
「トリミング」に対してであるということを
認識することが大事
誰がやるかではなくて、どうやるかです
そして、犬からはこのラベルを剥がしてはくれません
犬はトリミングして欲しいなんて思っていないので笑
なので、まずはこの「噛み犬」というラベルを
ゴミ箱に永久にポイしましょう
で、犬の「トリミングは嫌なもの」という
ラベルを精一杯剥がしにいきましょう
そうすれば
トリマーは犬の本質を
犬はトリミングの本質を
理解するための一歩が踏み出せる
そしてそこから
お互いの理解を深めるために
少しずつ伝え合う
で、理解できれば自ずと恐怖は消えていく
前はめっちゃ怖かった犬も
ちょっと怖いくらいになって
ちょっと怖かった犬が
全然怖くなくなるんじゃないかな?
であんまり怖くなくなった犬から
いろいろ教えてもらって
武器を増やしてく
で、だんだんできる事(伝え合う事)が増えて
向き合える犬も増える
そして、最後に僕はどう対応してるかですが
文章にすると長くなるので
いくつか箇条書きにします
ちなみに僕も
トリミングを嫌だと思わせず
相互理解の上でやるタイプです
技術的なことは文章では無理なのでそれ以外で
書いてみます!
・噛まれても良いと思ってる(死ぬわけではない)
・噛み犬なんていないと思ってる
・噛む理由を探して理解を深める
・それに合った言葉(トリミング方法)を探す
・ゆっくり伝える
・伝え続ける、聞き続ける
・噛む噛まない以外の会話が生まれる
・飼い主と協力する
・自分にできることをする、できないことはしない
・自分のトリミングで噛む原因を絶対に作らない
自分のせいなら謝る
その上で
↓
ちゃんと人のせいにする(原因を作っているのは人なので)
→自分のせいかもと落ち込まない事も
トリマーのメンタル維持には必要
・その場限りのトリミングではなくて
次に繋げる
・うまくいかなくても犬からのラベリング剥がしに注力する
・常に平常心(歌を歌えるくらい)
・特別扱いしない、だたコミュニケーションの工夫はする
・おつかれと言う(みんなに言うけど)
今思いつくのはこんな感じです
向き合い方はどんな犬でも自分は同じです
犬に嫌な思いをさせてまでトリミングをしたくないので
でもトリマーはトリミングをする仕事なので
嫌に思わないように
嫌なものは取り除けるように
割れ物を触るような気持ちでやってます
でもうまくいかないことももちろんある
もし、わからないことなど具体的な方法など知りたかったりすれば
またお話して下さい
そして、最後に
バイオハザードのゾンビは
どれだけこっちがゆっくり歩いても
必ず襲ってきます
ゾンビになってしまった犬も出てきますが
それも同じです
相互理解なんて到底できない
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